キャッシュフローコーチを学んだ理由と、私が目指す税理士像

キャッシュフローコーチを学んだ理由と、私が目指す税理士像 事務所運営

私は2025年6月から半年間かけて、キャッシュフローコーチの認定資格を取得しました。

私がなぜこの資格を取得しようと思ったのか、そして学びを通じて何を得たのかを書いてみたいと思います。

キャッシュフローコーチとの出会い

キャッシュフローコーチを知ったきっかけは、開業準備中の2024年でした。

開業にあたり、市場分析の一環として広島市内の税理士事務所のホームページを数多く研究していました。

その中で、

「この先生の考え方は自分に近い」
「こんな事務所にしたい」

と思える先生に出会いました。

その先生が学ばれていたのが「キャッシュフローコーチ」でした。

当時は「キャッシュフローコーチ」の名前すら知りませんでしたが、調べていくうちに強く興味を持つようになりました。

ただ、キャッシュフローコーチ養成塾のホームページには良いことしか書いておらず正直なんとなく怪しい…

受講料は決して安くはありません。
開業間もない私にとってはなおさらです。

本当に今の自分が受講するべきなのか。
受講料に見合う価値を得られるのか。

悩みました。

そこで思い切って、その先生にDMを送りました。
突然の連絡にもかかわらず快く時間を作ってくださり、キャッシュフローコーチについて直接お話を伺う機会をいただきました。

実際に学んでいる方の話を聞けたこともありますが、お話を聞けた先生が素敵な方だったということが受講を決意した大きな要因となりました。

私が学びたかったこと

キャッシュフローコーチを学ぼうと思った理由は大きく3つあります。

① お客様に伴走するためのコーチングを学びたかった

税理士は税金や会計の専門家ですが、経営者が求めているのは知識だけではありません。

経営の悩みや不安を整理し、自ら答えを見つけられるよう支援することも重要だと考えています。

私は「税理士は経営者の一番の相談役」だと考えています。

そのためには、知識を伝えるだけでなく、経営者の思考を整理し、行動につなげるためのコーチングスキルが必要だと感じていました。

② 「社外CFO」という考え方に共感した

キャッシュフローコーチでは「数字を使って経営の意思決定をサポートすることで、社長の社外CFO(財務幹部)として頼りにされ、顧問先の成果に関わる」ことを目指しています。

「社長の社外CFO」というワードを聞いた瞬間、漠然と考えていた理想像が、言語化されたような感覚でした。

税務相談、申告手続きだけでなくもっとお客様と深く関わりたい。

自分が目指している税理士の姿と近いものを感じました。

③ 予実管理の型を学びたかった

当事務所では経営計画の作成や予実管理の支援を行っています。

しかし、自己流で学んだため、一度体系的に学び、感覚ではなく再現性のある形で実践したいと思っていました。

経営者が数字を理解し、未来の意思決定に活用できるようになるためには、単に資料を作るだけでは不十分です。継続的に対話しながら伴走する仕組みが必要です。

その具体的な進め方を学びたいと考えていました。

キャッシュフローコーチ養成塾で得たもの

正直なところ、学び始める前はコーチングのテクニックや面談手法を学ぶことを期待していました。

もちろんそうした学びもありました。

しかし、それ以上に大きかったのは、「自分はどんな税理士として、何を提供したいのか」というセルフイメージを再構築できたことです。

「どの市場でビジネスを行うのか」
「どこにフォーカスするのか」
「誰に、何を、どのように提供するのか」

養成塾では、こうした問いと向き合う時間が繰り返しありました。

最初は戸惑いましたが、終わってみればこれが一番の収穫だったと思っています。

曖昧だったセルフイメージを言語化することで自分の中でぶれない軸ができました。
そして、その軸をもとに事務所のサービスのあり方や方向性を考えられるようになりました。

また、貴重な休日を使い、お金を払ってでも学びたいと思う人たちが集まる場だからこそ、そこには前向きで志の高い仲間が集まります。

学ぶ意識が高く、どんどん成果を出していく同期の姿に何度も刺激を受けました。

「もっとやれる」

そう思わせてくれる仲間を得られたことは、この養成塾で得た大きな財産の一つです。

これから

税理士として必要な税務や会計の知識はもちろん大切です。

しかし、経営者の悩みは税金だけではありません。

売上が伸びない。
利益が残らない。
資金繰りが不安。
将来の方向性が見えない。

そうした悩みに対して、数字を使いながら経営者と一緒に考え、未来を描き、行動を支援する。

それこそが、私が目指したい税理士の姿です。

養成塾で学んだのは、コーチングや予実管理の手法だけではありません。

「自分は誰のために、どんな価値を提供したいのか」

その問いと向き合い続けた半年間でした。

開業前に偶然出会った学びでしたが、この半年を通じて事務所の方向性はより明確になりました。

これからも税務申告や決算だけでなく、経営計画の策定、予実管理、資金繰りの見える化などを通じて、経営者の一番の相談役として伴走していきたいと思います。

そして、経営者に安心を、経営に未来を届けられる存在でありたいと思います。

この記事を書いた人

広島市中区白島で税理士をしています。30代の開業税理士です。「税理士という枠を超えてお客様の一番の相談役となる」ことを目指しています。
税金や経営に関する情報、日々考えていることを発信していきます。

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