リモートワークに対するスタンスを考える

リモートワークに対するスタンス 事務所運営

リモートワークが普及し、税理士業界でも場所を問わず仕事ができる環境が整ってきました。

私も自宅や移動の合間など、どこでも仕事ができる体制を整えています。

しかし、実際には私はほとんど事務所以外で仕事をしていません。

どこでも仕事はできる

便利な世の中で、パソコンとインターネットさえあればどこでも仕事ができます。

私の場合は、ノートパソコンからインターネットを通じて所内のデスクトップパソコンへリモート接続できるようにしています。

過去の資料はドキュワークスというソフトを使ってデータで保存してあるので、事務所外からでも所内のパソコンにアクセスすれば資料を確認することができます。

お客様との連絡は、主にチャットやメールで行っており、スマホからでも確認できるため事務所にいなくても支障はありません。

完全なペーパレスとはいきませんが、紙の印刷は以前に比べると格段に少なくなりました。
プリンターがなくても何とでもなります。
どうしても必要な場合は、自宅に小型プリンターを用意すれば解決です。

調べるために書籍が必要となればオンラインで会計・税務の書籍や雑誌が読み放題のサービス(丸善リサーチなど)や電子書籍があり、重たい専門書を持ち運ぶ必要はありません。

それこそ旅行先や出張先でも仕事をやろうと思えば十分対応できます。

それでも事務所で仕事をする理由

それでも私が事務所で仕事をするのは、シンプルに「事務所が一番快適だから」です。

事務所のデスク周りは私が仕事をしやすいようにデザインされています。

デスクの上にはデスクトップパソコンに加えてディスプレイが2台とトラックボールマウス、デスクのすぐそばにはプリンター、スキャナー2台(AI-OCR用とデータ保存用)、各種筆記用具などなど、心地よく仕事ができる環境が整っています。

自宅や外出先ではデスク周りの環境までは再現できません。

特に、複数モニターに慣れてしまうと、ノートパソコンの1画面だけでは物足りなさを感じてしまいます。

持ち運び可能なモバイルディスプレイもありますが、実際に持ち運ぶとなると邪魔になりますし、外出先でモバイルディスプレイを設置してまで仕事をしたくはありません。

自宅でなら事務所に近い環境を再現できるかもしれませんが、小さい娘(6歳と2歳)がいるため、もう少し大きくならないと仕事どころではありません。娘を膝にのせて仕事をできる気がしません。
私にはまだ難しそうです。

リモートワークの位置づけ

私にとって、リモートワークは「事務所に行けないときの保険」という位置づけです。

例えば、大雪で外出できない日や育児・家族の体調不良で自宅を離れられないときにはとても助かっています。

実際に事務所外で仕事をする場合は、HPやブログの更新、研修の受講、メールの返答などノートパソコン1台でできる業務を選んで行っています。

そのほかにも本を読んだり、SNSを更新したり、調べ物をしたりとやるべきことはたくさんありますので仕事をしなくても時間は埋まっていきます。

おしゃれなカフェで仕事をすることへの憧れはありますが、対策をしていても画面ののぞき見などセキュリティ面での怖さがあるため控えるようにしています。

まとめ

リモートワークのメリットは「いつでも・どこでも仕事ができること」ですが、働く環境にこだわりたい派の私にとっては事務所で仕事をする方が効率的で快適です。

ただ、将来的な従業員の採用の面ではリモートワークの活用に可能性を感じています。

事務所の広さにとらわれず採用できること、通勤不要で広範囲に募集が可能なことは、大きなメリットです。

もちろん、業務フローや教育方法、コミュニケーションの課題は多くありますが、今後ますます深刻化する人手不足を見据えると、検討の価値は十分にあると考えています。

この記事を書いた人

広島市中区白島で税理士をしています。30代の開業税理士です。「税理士という枠を超えてお客様の一番の相談役となる」ことを目指しています。
税金や経営に関する情報、日々考えていることを発信していきます。

岡原 優太をフォローする
事務所運営
岡原 優太をフォローする
タイトルとURLをコピーしました